すい臓がんとAGE

2人に1人がガンになると言われています。

がんと言ってもすい臓がん(膵癌)、肝臓がん、大腸がん、乳がん、子宮がんなど他にも様々ながんがあります。

今回はすい臓がんとAGEについてお話しします。

膵ぞうがんには、早期の段階で自覚症状はほとんどありません。そのため、膵ぞうがんとわかった時には、既に末期の状態であることも少なくありません。

膵ぞうがんは進行して末期の状態になると、急激にやせていきます。

記憶にある方もいらっしゃると思いますが、テレビでコメンテーターをされていた竹田圭吾さんも最後の頃は激やせされていました。

膵癌で亡くなった著名人

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竹田圭吾さん(51歳没、命日:2016年1月10日)

スティーブ・ジョブズさん(56歳没、命日:2011年10月5日)

星野仙一さん(70歳没、命日:2018年1月4日)

九重親方/元横綱千代の富士(62歳没、命日:2016年11月20日)

坂東三津五郎さん(59歳、命日没:2015年2月21日)

皆さんまだまだお若い年齢です。

すい臓がんの原因としては、生活習慣や膵臓の病気、遺伝的要因などが挙げられます。

例えば、生活習慣では喫煙や肥満、お酒の飲みすぎなどが原因とされています。

またすい臓がんを発症した方の既往歴を見てみると、最も多いのが糖尿病で、慢性膵炎から膵臓がんを発症する患者も多く見られます。

これらの危険因子とされる、喫煙・肥満・お酒の飲みすぎ・糖尿病はすべてAGEと関わっています。

これらの危険因子の原因は高いAGEなのです。

□喫煙している人はAGEが高い

□肥満の人はAGEが高い

□お酒の飲み過ぎの人はAGEが高い

□糖尿病の人はAGEが高い

ヨーロッパ10カ国2,000名のがんと栄養に関する疫学調査との共同研究で、今新たな危険因子としてAGEが注目され始めたところです。

今までは肉を食べる人は膵臓がんになりやすいと言われてきたのですが、AGEをたくさん食べている人は膵臓がんになりやすいこと、そして肉自体が原因ではなく、食べ方(調理法)が原因だということがわかってきました。

つまり、肉の摂取量というより肉に含まれるAGEの摂取量の方が膵臓がんのリスクとして重要であるという研究結果があります。

以前から言われている加工肉とがんの関係も加工肉中に含まれるAGEの過剰摂取で病態を説明できる可能性があるのです。

(Nutrition.2016 Feb;32(2):157-65)

つまりAGEの高いものばかり食べ続けているとすい臓がんになる確率が上がるのです。

食品に含まれるAGEを知るには

世界でこの本しかありません。

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