AGEsと認知症の研究

認知症も健康寿命の延伸を阻害する大きな要因です。体は健康でも家族や周りの方が大変です。食事で気をつけられることもあるのです。

これは2021年3月に “Journal of Alzheimer’s Disease” 誌に掲載された論文です。

“Dietary Advanced Glycation End Products and Cognitive Decline in the Health Outcomes and Physical Examination Study”

この研究は、血液中のAGEs水準と認知機能低下の関連性を検討することを目的としたものでした。具体的には、「Health Outcomes and Physical Examination Study」(HOPES)に参加した膝関節置換術や大腸癌患者のうち、65歳以上の無施術の被験者500人を対象として、食品摂取量の調査および血液中のAGEs濃度と認知機能(認知テスト)の関連性を検討しました。

その結果、高 AGEsの食品の摂取と認知機能低下との間に統計的に有意な関連が認められました。また、血液中のAGEs濃度と認知機能の低下との関連も確認されました。この研究の結果から、AGEsの高い食品や血液中のAGEsの高濃度は、高齢者の認知機能低下のリスクと関連する可能性があることが示唆されています。

その結果、高 AGEsの食品の摂取と認知機能低下との間に統計的に有意な関連が認められました。また、血液中のAGEs濃度と認知機能の低下との関連も確認されました。この研究の結果から、AGEsの高い食品や血液中のAGEsの高濃度は、高齢者の認知機能低下のリスクと関連する可能性があることが示唆されています。

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